過去問について
一次試験の勉強、皆さんはどのようにやっていますか?
以前に何人かの診断士試験の合格者に聞いたのですが、多くの方は「過去の試験問題を徹底的にやった」という意見でした。
実は私もそう思っています。
診断士試験が新制度になって試験範囲はさらに幅広くなりました。
その範囲を全て網羅するのは至難の業ですし、効率的ではありません。
問題を作る側の気持ちを考えていただければわかるのですが(ちなみに私は試験委員ではありませんので、念のため)、診断士としてこれだけは知っておいてほしいという箇所を問題にするはずです。
そうすると、必然的に試験に出る内容は絞られてきますので、過去問はその傾向を知るのに適していると言えるでしょう。
また、過去問をやるメリットとしては、自分の弱点を知ることができるということがあげられます。
当たり前かもしれませんが、これはとても大切なこと。
試験日までの時間をどのように割り振るのかを考えたり、場合によって今回はあえて捨てて次回にかけたりするなどの調整ができます。
なので、なるべく早い時期に過去問を一通りするほうが良いと思います。
(なので、試験日ぎりぎりになって初めて過去問をやるということはおススメしません。)
なお、試験日直前は過去問を何度も繰り返す方が良いでしょう。
それは、直前になって新しい知識を詰め込むのは大変だからです。繰り返し覚える方が精神的にも楽なはずです。
もちろん、過去問を完璧にすれば必ず合格するかと言えばその保障はありません。
特に中小企業政策は毎年新しい政策が出てくるために過去問ではフォローできない部分もあります。
それでも、多くの科目は過去問が大きなヒントとなりますので、有効活用してみてください。
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