中小企業診断士試験の特徴
(1)試験科目内容
(第1次試験)
<択一式(5択のマークシート形式)>
・経済学・経済政策
・財務・会計
・企業経営理論
・運用管理(オペレーション・マネジメント)
・経営法務
・経営情報システム
・中小企業経営・中小企業政策
(第2次試験)
筆記試験科目
筆記試験は、「経営革新・改善」、「新規事業開発(既存事業の再生を含む)」などの中から、次のように出題します。
・「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「生産・技術を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
・「財務・会計を中心とした経営の戦略および管理に関する事例」
口述試験科目
中小企業の診断及び助言に関する能力について、筆記試験の事例などをもとに、個人ごとに面接の方法により行います。
なお、1人当たりの試験時間は、約10分間です。
(2)科目別合格制
平成18年度より、第1次試験について科目合格制が導入されました。
これにより、戦略的に受験計画を立てることが可能となりました。
なお、科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
中小企業診断士試験日程
中小企業診断士試験は国家試験であり、毎年一回以下の日程により行われます。
5月上旬〜6月上旬
中小企業診断協会の各地区支部にて試験案内を入手。
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5月下旬〜6月上旬
受験申込書(郵便振替振込票)に必要事項を記入のうえ、受験手数料14,400円を郵便局から払い込む。
なお、「払込金受領証」は領収書となりますので、大切に保管してください。
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7月中旬頃
発送受験票と写真票の受け取り
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8月上旬の土日2日間
中小企業診断士第1次試験実施
月日 |
時間 |
配点 |
試験科目 |
1日目 |
10:00〜11:00(60分) |
100点 |
経済学・経済政策 |
11:30〜12:30(60分) |
100点 |
財務・会計 |
13:30〜15:00(90分) |
100点 |
企業経営理論 |
15:30〜17:00(90分) |
100点 |
運営管理 |
2日目 |
10:00〜11:00(60分) |
100点 |
経営法務 |
11:30〜12:30(60分) |
100点 |
経営情報システム |
13:30〜15:00(90分) |
100点 |
中小企業経営・中小企業政策 |
↓
9月上旬
合格発表
(1)第1次試験合格者には、合格証書と第2次試験申込書類を配達記録郵便にて送付します。
(2)科目合格者には、科目合格通知書を配達記録郵便にて送付します。
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9月上旬〜9月中旬
中小企業診断士第2次試験受付
受験申込書(郵便振替振込票)に必要事項を記入のうえ、受験手数料17,900円を郵便局から払い込む。
なお、「払込金受領証」は領収書となりますので、大切に保管してください。
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10月中旬頃
受験票と写真票の受け取り
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10月下旬
中小企業診断士第2次試験(筆記試験)実施
時間 |
配点 |
試験科目 |
10:00〜11:20(80分) |
100点 |
中小企業の診断及び助言に関する実務の実例T |
11:40〜13:00(80分) |
100点 |
中小企業の診断及び助言に関する実務の実例U |
14:30〜15:20(80分) |
100点 |
中小企業の診断及び助言に関する実務の実例V |
15:40〜17:00(80分) |
100点 |
中小企業の診断及び助言に関する実務の実例W |
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12月上旬
筆記試験結果発表(口述試験を受ける資格を得た方の発表)
口述試験を受ける資格を得た方には、口述試験案内を配達記録郵便にて送付します。
また、口述試験を受ける資格を得られなかった方(欠席者を除きます)には、各自の総得点と科目別得点を数段階に区分した結果通知を配達記録郵便にて送付します。
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12月中旬
中小企業診断士第2次試験(口述試験)実施
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12月下旬
合格発表
合格者には、合格証書等を配達記録郵便にて送付します。
中小企業診断士試験の合格基準
(1)第1次試験
第1次試験の合格基準は、総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満のないことを基準とし、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
科目合格基準は、満点の60%を基準として、試験委員会が相当と認めた得点比率とします。
(2)第2次試験
第2次試験の合格基準は、筆記試験における総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における評定が60%以上であることを基準とします。
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